【会社設立の専門家が回答!】資本金はいくら用意する必要があるの?
資本金はいくらにすれば良いですか?
開業するうえで、まず必須となってくるのが「資本金」です。
1円からでも開業が可能となっていますが、実際1円で会社を運営していくのは難しいでしょう。
では、一体いくら用意しておくと良いのでしょうか?
今回は会社における資本金の役割、資本金を決める際の基準を紹介していきます。
「資本金」とは?
まず「資本金」とは何かを説明します。
「資本金」とは会社が所有している自己資金のことです。
この「資本金」の金額が多ければ多いほど、規模の大きな事業と言えます。
では具体的にどのような目的で利用されるのかというと、備品購入などの設備資金や事務所の家賃、人件費などのために利用されます。
つまり資本金とは会社設立後に事業の利益が出るまでの事業運営を補う資金ということです。
必要な金額
このように「資本金」は初期の事業運営にとって非常に重要な役割を担っているのです。
そのため、必ずしも必要ではないですが、運転資金の3か月分を用意しておくと安心でしょう。
「資本金」は多いと、事業の運営がスムーズになり、赤字が続いたとしても、すぐに立ち行かなくなるという事態を避けられるので、余裕を持って用意しておくと尚良いでしょう。
また業種によっても、必要な金額は変わってきます。
建設業は、建設業許可の関係で最低でも500万円以上が必要となるので、事前にしっかりと用意しておきましょう。
まとめ
「資本金」の用意は事業を開始、運営するうえで、最も重要なことの一つです。
用意できていなければ、せっかく事業を開始できたとしてもすぐに立ち行かなくなってしまいます。
「資本金」の金額には決まりはありませんが、事業を始める際に困らないように事前にしっかり用意しておきましょう。