建設業の許認可サポート
建設業開業の流れ
建設業開業にあたっての大まかな流れについて説明いたします。
1.開業方法の決定
法人にするか個人事業にするかによって、税金面やその他の面でのメリットが異なります。自分のスタイルに合った選択をしましょう。
2・税務署手続き
未提出のものがあった場合、本来あるはずのメリットが受けられないことがあります。また届出が未提出の場合、屋号での預金口座開設が難しくなる金融機関もありますので、早めに手続きしましょう。
3.会計準備
経営に欠かせないものが資金繰りです。個人口座とは別に事業用として講座を開設することを勧めます。
4.建設業許可の取得
建設業における許可(以下、建設業許可)は、さまざまな種類があり、工事規模や請負形態、請負金額によって申請すべき許可が異なってきます。開業前に取得せずに営業してしまうと違反営業になりますので、独自の判断で開業するのは控えましょう。
建設業許可申請をお考えでしたら、前提として要件を満たしていないといけません。
5.建設業の許可申請
建設業許可の取得する、あるいは取得を目指すのであれば、許可を受けるための要件を押さえていく必要があります。
これは、以下の3つすべてを満たす必要があります。
1)財産的基礎を満たすこと
・自己資本の額が500万円以上あること
・500万円以上の資金調達能力があること
2)経営業務管理責任者がいること
・許可を受けようとする業種に関して、5年以上の経営経験を有する者
・許可を受けようとする以外の建設業の業種に関して、7年以上の経営経験を有する者
・許可を受けようとする業種に関して、7年以上の経営業務の管理責任者に準ずる地位にあって、経営業務の補佐をしていた経験を有する者
3)専任技術者がいること
・高等学校(又は大学)で許可を受けようとする業種に関連する学科を卒業し、5年(大学では3年)以上の実務経験を有する者
・許可を受けようとする業種に関して、10年以上の実務経験を有する者
・許可を受けようとする業種に関して、別に定める国家資格を有する者